当然のことながら、電気機器はしっかりアースを取らなければならない。ある制御盤を納めた所、しばらくして 「筐体に触るとビリビリする」と連絡が来た。現地に赴き絶縁抵抗計(メガー)でを測定した所、正常。 しかし、メガーは直流電圧を印加して漏れ電流を計測している。シーケンサ等のスイッチング電源を内蔵した機器は、 下図のようにノイズカット用のコンデンサを介して交流的にはアースに接続されてるので、絶縁抵抗が正常でも、アース がされていない状態で筐体に触れると、感電する危険はあるのだ。
アースはしっかり取りましょう。
現地の状況をみるときちんとアースされている。~不思議だ~ 試しにコンクリートに水をまいて、電線の被覆を1mほど剥いて水溜りにはわせるという、簡易的なアースをしてみた。反対側を制御盤のアース に接続して電源を入れると、感電しなくなった。
こうなると、疑わしいのは建屋のアース線だ。壁を取り外してたどってみると、ナント途中でどこにも接続され ないまま、切り落とされていた!!アースはしっかり取りましょう。