世の中に出回っている多くのUSBデバイスは、たいていターゲットコントローラで、USBメモリなどのUSBデバイスをマイコンなどで制御するとなると、USBホストコントローラを使用しなければならない。所が、USBホストコントローラは敷居が高く気軽に使えるものでなない。
FTDI社から出ているVinculumというUSBホストコントローラは簡単にホスト機能を持たせることができる様だ。
USB出力(VCDCクラス)の市販センサを使用する必要が生じ、Vinculumコントローラ搭載の評価用ボードVDIP1を利用してみた。
以下のような回路を組んでいて、PC側でターミナルソフトを立ち上げておくと、書込みの進捗状況が表示される。VDIP1は論理レベルが3.3Vなので5Vへレベル変換が必要となる。秋月電子からでているFXMA108モジュールを利用した。
FTDI社から出ているVinculumというUSBホストコントローラは簡単にホスト機能を持たせることができる様だ。
USB出力(VCDCクラス)の市販センサを使用する必要が生じ、Vinculumコントローラ搭載の評価用ボードVDIP1を利用してみた。
ファームウェアの書込み
VinculumにはFTDI社が公開している専用のファームウェアが必要になる。ファームウェアには、数種類が用意されている。VDIP1を購入すると、すでにVDAPファームウェア(Ver3.63)が書き込まれている。書き変えたい場合は、メーカサイトからファームウェアをダウンロードして、「FTRFB.FTD」というファイル名にrenameしたものをUSBメモリに保存してからVDIP1に差し込めば書き換えが行われる。以下のような回路を組んでいて、PC側でターミナルソフトを立ち上げておくと、書込みの進捗状況が表示される。VDIP1は論理レベルが3.3Vなので5Vへレベル変換が必要となる。秋月電子からでているFXMA108モジュールを利用した。
注意したいのは、PCを接続していない場合で、CTS/RTSが接続されないとVDIP1上のLEDが点滅したまま動作しない。PCを接続しないでファームウェア書き換えを行いたい場合はVDIP1のCTS/RTSを短絡(ループバック)させておく必要がある。
データモードでの使用
Vinculumをデータモードで使用するとVDIP1 を介して、マイコンと VDIP1 に接続されたデバイス間で
データ送受信ができる。回路図の通りDATAREQピンをLowにすればデータモードになる。試しにVDIP1にFTDI社のFT232RL(秋月のモジュール)を接続し、ループバックさせてみた。(以下写真)
PC側でターミナルソフトを立ち上げVDIP1の電源を投入すると、起動メッセージおよびUSBデバイスを認識した旨のメッセージが表示される。その後適当にキーボードを叩くと、ループバックされて帰ってきたキャラクターが表示される。